Kimnee Moto-Gymkhana blog

モトジムカーナ・ブログです。(JAGE-C1)

2015年08月

8/2(日)の事務茶屋杯から、次の大会9/27(日)ダンロップ杯まで
2ヶ月弱の期間があるので、メンテナンス新兵器投入

・シフトペダル修理
前回8/2事務茶屋1H目の転倒で壊したのを交換修理。

・クラッチ板/プラグ交換
最初の下手くそは随分良くなって(本当?)
最近ではほぼ全てのターンで加速時も減速時も
半クラッチを多用している。
走行距離トリップメーターで3300kmの割には
クラッチ板はくたびれているはず。
まあ開けてみて問題が無ければ交換はせずに。。。
というつもりでショップにお願いした。
結果「使える部分は半分以下には減っていた」ので交換。
クラッチを使い始めて約1年。これが交換目安になりそう。

プラグも問題があった訳ではないが、
予防的に早めの交換、イリジウムを試してみたい
というのも理由の一つ。

・前後ブレーキフルード交換
初めての交換になる。
距離の割に疲労している駆動系などに比べれば
年末まで持ちそうな気もするが、ふた夏超えなので
予防的に交換。(結構汚れてはいた)

・チェーン&スプロケット
今回は丁数は変えずに交換。
消耗具合や、走りを考えての交換ではなく、
デザインで、パワーパーツのオレンジ品に変えた。
イメージ 1




















ホイールの色も同系色で、オレンジ一色!
軸間も少しだけ詰まってます。

・フローティングディスク320mm
Fブレーキ強化策の第一歩としてパワーパーツの大径品に交換
(オリジナルは280mm)
イメージ 2某上級シード選手のブログにも最近書かれているし、
これまで何人かdukeに載って頂いたシード選手にも
同様の指摘をされているように、
dukeのウイークポイントの一つが制動系。
リアはコントロール性を重視して、
あまり利き過ぎないように変更はせず、フロントのみ。
リアも合わせるように調整(強化)が必要かも。

・サブコンピュータ GET POWER fo KTM
最近390用に発売されたキット。
スマホを使って、下記のような調整が可能です。
燃料噴射量 -5~+30%
点火時期  -30°~+5  
RPM(回転リミッター) +500max
さあ、次の大会まで約1ヶ月、新生dukeで走り込みますよ!
(請求書のことは考えない、考えない)



で乗り込んだJAGE練(8/30日 トミン)
雲行きが怪しくて、予報では午後は雨。
週後半から天気が悪かったので、ところどころ水たまりが残っている。
タイヤ溝も無いし、今日は新生dukeに慣れることが目的。
本格的に降り出したらクローズしましょう。

降り始めとの勝負なので、9時30分justに始動!
まずは8の字で感触確認。

Fブレーキ利く!うっかり今までのつもりで握ると怖いくらい。
でもフルードが新しいせいか、リアもタッチが微妙に違う。
エンジン周りでは、4000rpm付近でドンツキが大きくなっている。
サブコンか、プラグか。プラグではこんな変わり方はしないだろう。
でもサブコン側、まだ試しているマップはオリジナルと同じなのだが。
マップは同じでもサブコン噛ましているから、という違いなのかな。
アイドリングを4000rpm付近にしたいけど、回転数が不安定になってる。
なので3000rpm以下に下げてみたけど、エンブレが強くて乗りにくい。
制動系も動力系もこんな感じなので、頼みはクラッチコントロールなのだが、
こちらも新品でアタリが付いていなくてタッチが違う。
もうギクシャク感たっぷりで、最初の30分でくたくた。
一度にいろいろ変えすぎた。。。

少しペースを落として(というか上げられない)
8の字、2つのスラロームコースを行ったり来たり、
いろんなパートをラインも変えながらアタリを付けていく。
ドンツキ君以外は時間が解決してくれた。かなり疲れたけれど。。。
11時過ぎからはしとしと雨が降り始めて
サブコンの微調整には至らなかったが、スマホアプリとの
通信状態を確認して終了。

午後も小降りを狙って少し走りましたが、
タイヤが滑り出したので、いろいろ試すには不向きでした。

春先からずっとオーバーヒートには悩まされている。
去年2014年12月からアイドリングを調整して
通常1500rpmほどのところを4000rpm弱に上げている。
これで回転時の安定性が向上したり
また、エンジンブレーキが強烈なdukeでは
それが緩和されて、ジムカーナ仕様としては
とても乗りやすくなったのだが、その反面。
速度が遅いときでも常時高回転なので
ラジエータ空冷の効果が薄くなってしまい
みるみるうちにテンプメーターの液晶が登っていく。

この事態は予測していたものの、4月に晴天の練習会で
OHアラームが点いてしまって、対策が完全に後手に
回ってしまった。この日気温は20度超え、
現場のアスファルト上は25度を超えていたかもしれない。
人間的にまだまだ「暑い」という気候では無かったのに。

最初は冷却関連の異常も疑って各部をチェックしました。
ディーラーで信号もチェックしてもらいましたが、
動作はどれも正常。結局いろいろ試してみると、
アイドリングの回転数だけに感度があったので、
duke冷却システムの実力でしょう。
>なおアイドリングを上げない通常の使用では
>まったく問題はありません。昨年の夏がそうだったし
>今回もアイドリングを下げてみたら見事解消。

OHアラームが点くと、オーバーレブのときと同じで
フュエルカットをする制御になっているようで
強烈なエンジンブレーキがかかる。
エンジン保護のためなのだろうが、
バンクしていることの多いジムカーナでは
意図せず急ブレーキがかかるの非情に怖い。

これまでの対策は以下。

①レース用クーラント 5月6日~
ジムカーナ関連のブログや他の方に話を聞くと
もはや定番?なのか、これを使っている人が多い。
WAKOs RHB(ラジエータヒートブロック)
イメージ 1










効果は大きかったが、ゼロ度で凍結する可能性が
あるので冬場は交換する必要がある。

②冷却ファン常時オン 6月8日~
通常は水温がある温度以上になって作動する冷却ファンを
外部スイッチをつけて常時回転するように改造。
コネクタを差し替えれば元のように水温制御にも戻せる。

③オイル添加剤追加 6月13日~
某練習会のとき、AシードOTK選手と話していて
「OH厳しいんですよねー」と漏らしたところ
ご自分が使用している添加剤をその場で”添加”
使用前、使用後で明らかに効果あり。
毎度いろんな人に助けてもらっています。
ジムカーナの選手はみんな親切。
僕もこうなりたいものだ。
(教えられるものがまだ無い)
改めてありがとうございました。OTK選手!
<添加剤の銘柄は本人に承諾も得ていないので
 控えさせて頂きます>

④冷却ファン交換 7月18日~
②を改造したとき、どうもファンの動作がおかしかった。
ときどき止まりそうになったり、再現しなかったり、
走行中(エンジンがうるさいとき)はもしかして
熱や振動も大きいから止まっている?それが原因?
再現することが無かったので、様子見してましたが
もう一度目撃したので、交換しました。
純正品から純正品へ。

⑤エンジンオイル交換 7月18日~
今までKTM指定オイル(Motrexフォーミューラ4T)を
使っていましたが、ちょうどリフレッシュするタイミングで
ジム屋さんが良く使っている銘柄(WAKO'SのトリプルR)に
変えてみました。
特にOH対策のため、という選択ではありませんが
どうせ頻繁に交換するので、どう変わるか?を
見る意味のほうが大きい。

ここまでの対策で約15分の練習はなんとかOHせずに
居られるようになった。
練習会では15分交代だったりするので、これでひとまず。
でも、停止後アイドリングを下げてファンを回して
あげないと、やっぱりアラーム状態となる。

大会のときはウォームアップを15分もすると
そこまでは大丈夫でも、いざ走行するときになって
NGになりかねないので、8の字だけするようにしている。
コースラだとどうしても高回転まで使ってしまうので。

○その他の対策
×サーモスタット外し
ウォーターポンプの動作も温度制御なしの
常時オンにしてみようと思いましたが、
dukeは外して繋ぐのに、構造がやや複雑で
ショップで相談しましたが、あきらめました。
どちらにせよ。水温が一度制御温度を超えたら
その後は一緒なので。

○霧吹き水冷 6月~随時
停止する度に霧吹きでラジエータを濡らしています。
効果はよく分かりませんが。。。。

△強化ファン
最終的にはコレ。
dukeはラジエータの半分くらいの面積を
その真ん中あたりでファン1個が吸っています。
ファンを大型化するか、同じサイズを1個追加して
ツインファンにするか。
さらにラジエータとの間にスカートを履かせるか。
ウエブや雑誌で探しているのですが
電源や大きさ、ファン材質、風量まで載っている
ものがなかなかなくて踏み切れていません。
PC用はたくさん検索にヒットしますが、
防水や振動のあるバイクは無理だろうな。


お世話になっている、ライダーズランドYOYOの
YOさんが、レースに出場するので、応援も兼ねて
筑波サーキットで開催された、KTMのお祭りを見てきました。

試乗会、サーキット走行会、ライディングレッスン
エキストリームショー、そして、
レース(KTM CUP、RC/390 CUP)と、
いろんな催しものがあります。
Aパドック周りはこんな感じ。
イメージ 1
会場はオレンジだらけです。
RCがずらり
イメージ 2
ライダーズランドYOYOのテントには、見覚えのある
事務茶屋のポスターと、690dukeが
イメージ 3

あまり目は引いて居ませんでした。
走れば一気に注目を浴びるでしょうが
他にレーサーマシンがたくさんある中では目立ちませんね。
Oさん(Aシード)やTさん(C1シード)、
Fiberworksさんにもご挨拶をしつつ会場内をぶらぶら、
レースは13時半頃なのに、早く着きすぎました。(10時)

会場内に予選の結果が掲示されていました。
YOさんはクラストップで9番グリッド
(改造車クラスと混走のため)
前回大会もクラス優勝していますし、
今日も期待できそうです。

メインストレート上で、エキストリームショーが開催されました。
125duke/RC8?もすごいですが、
トップBOXとサイドBOXをつけたアドベンチャーで
ジャックナイフとか、ムズカシソー。
イメージ 4
ジャックナイフターンとか、アクセルターンとか、
うまくできれば、最近流行のV字フリーターン速いだろうな

そうこうしているうちに、KTM CUPがスタート。
こちらは690系のレース。1周1分ほどで15周。
やはり先ほどまでの走行会とはレベルが違います。
ついでいよいよRC/390 CUP。
緊張のスタート前。
イメージ 5

YO選手はスタートすると、もたつく何台かを差し置いて
一気に6位に。その後7位へ。
マシンの差が相当あるようで、
1~4位はあっという間に他を引き離して
順位はだいたい決まってしまった感じ。
5位6位の2台も後続との間を広げていく。
その後のYO選手は7位8位の争いが熾烈
7位をキープしてはいるが、8位の選手に毎回
第1コーナーの出口で仕掛けられているよう。
それでも前を明け渡さずがんばっていたのだが、
最後のストレートでパスされてしまった。
ここだけ見ればMOTO3のようだった。
結果は、連続となるクラス優勝。
めでたしめでたし。

さて、自分も練習したくなってきたぞ。

dukeのシートは前後に余裕があって、素材も滑りやすく
タンクも細身なのでニーグリップがしにくい。
前傾姿勢も、SSほどではないけど、
ネイキッドよりはキツくて。
それと、強烈なエンジンブレーキと相まって、
減速時にはシートの上で前に移動してしまったり、
ハンドルに荷重がかかってしまう傾向にあります。
私の場合は、
エンジンブレーキはアイドリングをアップして緩和しているし、
革パンで乗ることがほとんどで、
ニーグリップもしっかりしていると思うのですが、
やはり乗りやすさ、安定性という面では改善したほうが
良いところです。
特に他車に乗ると、とても楽に感じます。
<急ブレーキ、急加速、フルバンクを繰り返す
 ジムカーナでの走り方を前提としています。
 ツーリング・街乗りでは問題ないでしょう>
さらには、着座位置をもう少し後にして
パッドも減らして、車の挙動をダイレクトに感じたい。
(これはジムカーナ車ではよくされる改造です)
これらもろもろの改善のために
 ①シートのパッド加工
 ②シングルシート化
を実施しました。

①シートのパッド加工
事前にDIYショップで椅子修理用のクッション剤スポンジ、
フェイクレザー表皮、タッカー(ホチキス)、ヤスリなどを購入

<作業開始>
シートを外すには、バッテリー端子を止めているビス2本
だけ。この周りはトラブルが多かったのでお手の物。
イメージ 1


外したシートは裏側にびっしりとステイプルが留まっている
ので、小さめのマイナスドライバーで丁寧に外します。
イメージ 7


あらびっくり。パッドはシート表皮の裏側にくっついています。
シート表皮だけが剥がれて、台座側に残ったパッドを鑢で
削ろうと思っていたのですが、そんな面倒な作業は必要なく
スポンジを必要な分だけ切り貼りすれば良さそうです。
イメージ 2


パッドの乗っていた台座には裏側からビスで鉄板が
留められており、代替のクッション剤が無いと
さすがにこれは痛そうです。
鉄板にはバーリング穴でお尻の当たる側が抜け側、
ビス足がお尻に向かって突き立っています。
また、この鉄板が全体の強度を
保っているので、鉄板外しはやり過ぎのようです。
イメージ 3


用意していたクッション剤は発砲EPDM10mm厚ですが
硬さ・厚みはこれで十分でした。
イメージ 8

これを台座に合わせて切っては貼ってを繰り返し
クッション性と、内股に邪魔にならないような
位置と形を決めて行きます。
暫定的な位置と形が決まったところで
表皮も貼ってみましたが、スポンジが凸凹なので
しっくりとは来ません。こんなもんでしょう。
タッカーが不調だったので両面テープで仮固定。
(この写真撮り忘れた)

以上の作業は7/4のJAGE練当日、練習しながら
行っていたのですが、その帰り道。
たまたま立ち寄ったバイクショップにて。。。
ふと見つけたゲルザブなるもの。
(正確にはゲルザブR
前からその存在は知っていたのですが、
お尻が痛くなるということがあまり無かった
私には無縁のモノでした。
しかし、この日は一目でビビッと来ました。
さっきまで切り貼りで悩んでいた理想の形状が
そこにありました。(笑)
 「これでいいじゃん!」
値段が少々お高いのですが、もし合わなければ
CB1300に使っても良さそうです。
心配なのは、クッション性と取り付け方法ですが、
■クッション性
 もともと正規のシートに履かせるタイプ
 単品での使用に耐えるものか?
 →まったく問題なし
■取り付け性
 面ファスナーだけどどうかな?
 後半分はセカンドシートに乗り上げるように
 使いたいんだけど
 →まったく問題なし。
  というかワンオフですか?というくらいピッタリ

でとりあえず完成系がこれ。
イメージ 4

②シングルシート化
この写真にはシート周りにもう一つ変更があります。
fiberworks製のシングルシートカバーです。
オリジナルのセカンドシートもパッドを取ってみました。
メインシートと同じ構造で表皮側にパッドが付いています。
同じように剥がしてみるとこんな感じ。

これでもパッドの分5cm弱くらい着座位置が後に移動します。
このままでも良いのですが、何か蓋をしないと穴が
空いているので雨や小石が飛び込みますし、見栄えが悪い。
そこでこれ(私のは黒ですが)

グラブバーを取り外して使う前提になっていますが、
トランポへのタイダウンや取り回しの際に
グラブバーは便利なのでシングルシートカバー側を
削りました。また、ブレーキランプの穴も塞がっているので
3連穴を開けました。
イメージ 5

イメージ 6

前側はバッテリー端子と共締めするステイにビス1本で止まっています。
後側はテールランプに上から引っかけるようになっています。
すなわりビス1本で取り外し可能。キーロックは使いません。
ゲルザブRは重ねる半分重ねるようにシングルシートカバーに
載せて、後へ引っ張って面ファスナーでグラブバーに
取り付いています。
これで着座位置は後方へ数cm移動しているでしょうか。
もともとセカンドシートは真ん中の出っ張っていて
その出っ張りが腰位置を決めているので安定しないのですが、
この構成だと、メインシートとシートカバーの窪みにお尻が落ちて
ゲルザブRの適度な沈み込みと重なって着座位置はピタリと決まります。

パッド抜き+ゲルザブR+シングルシートカバーの効果は絶大です。
 ・前下がり解消
 ・着座位置の安定(滑り防止)
 ・着座位置後方シフト
 ・(結果として)リアタイヤの挙動を感じやすい
などの運転姿勢の改善・安定化が計れました。
これがタイム短縮に結びつけば良いのですが。

#要注意
シート台座の鉄板は、パッドを剥ぐとすぐに錆がでます。
塗装などの防錆処理を忘れずに。

少し前の話になりますが、6~7月で390dukeに手を入れています。
しばらく大会も無いので少しずつ紹介します。

ジムカーナは転倒することが多いので、
ライト類など割れ物をテープなどで保護して
割れにくくする、割れても飛び散らないようにする
ということがよく行われています。
390dukeも毎回養生テープを貼っていましたが
テープ貼りも結構面倒になってきました。
熱を持ちやすいヘッドライト回りは粘着剤が
残ってしまって美しくもありません。
そこでこれ
イメージ 1

ファイバーワークス(http://fiberworks-jpn.blogspot.jp/
という川越にあるショップの品です。
こちらのお店では390dukeのワンメークレースRCカップに
出場する車に向けて数々のオリジナル商品を発売しています。

公道を自走するとき(ほとんどありませんが)は
簡単に付け外しもしたいところですが、
メーターバイザーを取り付けている
ビス4本に共締めしているだけなので
5分ほどで脱着も可能です。
取り付け穴4カ所を長穴に加工したら
さらに作業時間は短縮できそうですが
頻度の高い佐合ではないので気が向いたらやりましょう。
また、ケガキ線に沿って切り取れば
ヘッドライトがそのまま使用可能にもなります。
見た目もレーシーで気に入っています。いかがでしょう?
ヘッドライト部分が真っ黒なので、
何かワンポイント欲しいところですかね?

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